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→雑誌を発送する際にお客様ごとに封入物を変えたい。 →読者セグメントに応じた広告等を封入したい。

雑誌発送業務を新たな広告ビジネスに変える仕組みを構築。

 2011年初から、「セレクティブ・ラッピング」による定期購読誌の発送を行っています。この発送スタイルの構築により得られたもっとも大きな成果は、「広告主様に対して雑誌に同封する広告商品を提案できるようになった」ということです。
 従来の方式でも、地域別に封入物を変えることは可能でした。しかしながら、例えば、日経メディカルという雑誌がありますが、これまでは小児科のお医者様向けに専用のお知らせを入れるということはできませんでした。こうした全国各地の対象読者様に対して、絞り込んで広告をお届けできるようになったというのが最大のメリットです。日経メディカルのような10万部を超える雑誌で全数に同一広告を同封するというのは、広告主様からすれば、印刷料・広告料を含めてコストがかかりすぎてなかなか踏み切れない。しかし、診療科目や専門分野で発送先を選択し、その対象読者様だけに資料等をお送りすることができれば、これは非常に効率のいい広告活動になるわけです。
 この発送スタイルを導入したことで、広告主様の出稿機会・選択肢を広げることができました。つまり、雑誌発送という作業そのものが、新たな価値を生むビジネスとして成立することになったということです。

セレクティブ・ラッピングとは?
宛先ごとに異なる内容物を自動選択して雑誌に同封させ、フィルムでラッピングして発送する機能。

自社からのお知らせにも活用。低コストなダイレクト告知が可能に。

 もうひとつ、私たちが読者の皆様にアプローチする方法の選択肢も大きく広がりました。これまでは、何かお知らせがあれば、雑誌の広告ページを使うか、DMをお送りするしかありませんでした。しかし、雑誌にそれほど多くの自社広告は出せませんし、DMであれば、当然、送料だけでなく、印刷代、制作費、発送作業費とコストが発生します。
 セレクティブ・ラッピングを導入したことで、広告主様と同様に対象となる読者様に、必要な分だけダイレクトにアプローチができるようになりました。例えば、ある地域で経営者50名を対象にしたセミナーを開催するといった場合など、購読者様全員に向けて広告ページで告知する必要はありません。そうした場合、該当すると考えられるお客様1,000人、1,500人にご案内できれば十分だというケースになります。新たにDMを発送することなく、定期購読物に各種広告を封入すれば、通常作業として、低コストで、手軽に、素早くできるため、こうした選択肢を得られたことは、社内でも大きく評価されています。

セレクティブ・ラッピング機能を利用している、日経BP各誌。

初めての取り組み。机上の話を進めるのではなく、実地検証を積み重ねてのシステム構築が必要だった。

 こうした非常にメリットの大きい「セレクティブ・ラッピング」ですが、当社にとって初めての取り組みであっただけでなく、複雑な要件を達成させようという高い目標に向けてのプロジェクトであったため、前例を適用できない、手探りの状態で開発を進めました。その手探りの状態の中で、「こんな方法はどうだろうか」と思いつくことがあっても、それが実際の封入作業として可能なのかどうなのか、事前にアテナさんにいろいろご相談させていただきました。理論上はできるはずのことでも、机上の理屈だけで進めてしまい、現実に沿わないシステムが出来上がってしまうと使い物になりません。そこで、経験則上の判断、また、実際のトライを含め、一つ一つ確認してもらいながら設計へと反映させ、きちんと使えるシステムの構築に力を貸してもらいました。


ゆうメール活用に対する抜群の情報力と優位性を存分に活用。

 リニューアル前は、ヤマトメール便と第3種郵便で発送していましたが、今回から、第3種郵便分を「ゆうメール」へと変更しました。セレクティブ・ラッピングの導入にあたり、同封物の規制が厳しい第3種郵便のお客様だけ、セレクティブ同梱の対象外にするというのが難しかったためです。ヤマトメール便とゆうメールでは、仕様や差し出し方など、細かいルールの違いがあるため、特にゆうメールのルールに関して、アテナさんにとても助けていただきました。実際に日本郵便さんとの打ち合わせに同席していただき、こちらのやりたいこと、日本郵便さんのおっしゃっていることを仲介いただいたり、「こういうことだったら大丈夫ですよ」といったアドバイスをいただいたり、大変お世話になりました。

 封入だけが強いということではなく、多様な、幅広い業務をされているところがアテナさんの強みだと思います。しかも、封入という工程だけをとってみても、いろいろなことができるという重層的な強みも感じます。個人情報やデータの取り扱い、封入・封緘、発送・物流を仕立て上げるところまで、川上から川下まですべてお願いできる、あらゆることを相談できるパートナーです。
 発送情報は印字した宛名ラベルをお渡しするスタイルから、リニューアルに伴い、セキュアな回線を通じてデータを伝送する仕組みを利用しています。伝送したデータはアテナさんのシステム環境下に入ることになるので、そこの仕組みについても説明を受けましたが、極めて信頼性の高い仕組みをお持ちでした。個人情報の処理を行う環境が素晴らしく、個人情報に関する高い安心感を感じました。
 早いだけ、安いだけの発送会社は他にもあります。今後もアテナさんには、個人情報の取り扱いをはじめとしたセキュリティの部分、特殊なデータの処理・加工、それからプリントアウト等のアウトプット、そうした川上の部分の強みを含めた、物流のトータルコンサルティング提案をもっといろいろお持ちいただくことを期待しています。

プラスオンアルファ

 東日本大震災で、ラッピングに使うビニール封筒の工場が被災しました。翌週の配送分もなく、「封筒が無いけどどうするか」「雑誌の発行をやめるか」というところまで検討する状況に陥りましたが、それを救ってくれたのがアテナさんでした。たくさんの東日本の封筒工場が被災したので、西日本エリアで製造される封筒を取り合うような形になっていました。あらゆる手を尽くした後、アテナさんに頼み込んだんです。アテナさんは独自のルートで対応、確保してくれ、四国から60万通分を陸送で運んでくださいました。あれがなければ、いずれかの雑誌発送は止まっていた。特に週刊誌の日経ビジネスは危なかったですね。
 また、当初は東北全域が配達不能の状況でしたが、何日か経つと日本海側の県は配達が可能になり、その後、少しずつ、少しずつ、他の地域の配達が再開されていきました。システム処理による定期発送を見送ったお客様に対して、契約上はその回をスキップすることはできますが、「本当に送らなくていいのか」ということに悩みました。毎日のように配達可能地域が拡大して行く中で、その都度、手作業による封入・発送という形でアテナさんには大変お世話になりました。まさに、封入・発送の"総合商社"のアテナさんだからこそ、対応いただけたと感謝しています。
 被災して苦しんでいる地域の方に雑誌を送るべきか、被災地への救援物質物流を押しのけてまで、雑誌をお配りしていいのかということもずいぶん悩みました。アテナさんのような物流に長けていらっしゃる会社と密接に付き合っていたおかげで、自己満足に陥ることなく、地道な発送作業を通じて、情報をお届けし続けることが可能となり、お客様との信頼を継続することができたとアテナさんには非常に感謝しています。


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