再注目!ダイレクトメール(DM発送)の効果とマーケティング
目次[非表示]
- 1.はじめに
- 1.1.ダイレクトメールの再評価
- 2.ダイレクトメールが選ばれる理由
- 2.1.ターゲットの精度が高い
- 2.2.個別カスタマイゼーションが可能
- 2.3.物理的な存在感
- 2.4.計測しやすい成果
- 3.DMの効果を最大化する為のポイント
- 3.1.ターゲティングの重要
- 3.2.適切な効果測定の実施
- 4.まとめ
はじめに
企業が実施するマーケティング手法の一つとして、「ダイレクトメール(DM発送)」が再評価されています。デジタルマーケティングが主流となる中で、紙媒体の魅力とその効果を見直す動きが広がっています。
本記事では、今再注目されているダイレクトメールの具体的な効果と戦略について数値を交えながら解説します。
ダイレクトメールの再評価
DMは、企業が自社の商品やサービスを直接顧客に届けるためのマーケティング手法です。郵送、電子メール、SNSメッセージなど、様々な形式がありますが、いずれも特定のターゲット顧客に直接メッセージを伝える点に共通しています。
デジタルツールが溢れるデジタル時代において、物理的な手紙やパンフレット等の紙媒体のDMが再び注目されているのです。
※一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査」資料より株式会社アテナ作成
DMとEメールの閲覧状況を比較すると、「ほとんど開封して目を通す」と回答した割合は、DMで「43.5%」、Eメール・メルマガで「21%」と大きく差があることが分かります。そのため、DM発送をマーケティング戦略として活用する企業が増加しています。
ダイレクトメールが選ばれる理由
ここからは、ダイレクトメールを活用するメリットについて詳しくご説明します。
ターゲットの精度が高い
顧客データベースを活用することで、特定の属性を持つ消費者や既存の顧客に直接マーケティングを行うことが出来ます。これにより、広告の精度が向上し、関心を持つ見込み客のみにアプローチすることが可能になります。
※一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査」資料より株式会社アテナ作成
何らかの接点を持った先からのDMは受取意向が高い傾向にあり、顧客データベースよりターゲティングされていることが開封率にも大きく影響することが分かります。
個別カスタマイゼーションが可能
顧客の興味やニーズに基づいた具体的なデータを活用して、内容をパーソナライズすることができます。購入履歴や顧客の嗜好に基づいた商品をおすすめする等、顧客一人ひとりに合わせたカスタマイズができるため、よりパーソナルなコミュニケーションが実現します。
※一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査」資料より株式会社アテナ作成
パーソナライズDMの開封意向を見ると、開封意向ありが計45%となり、非開封意向の計19%と比べてかなり高い数値となっています。
このように、受け取った側にとっても自分に合った情報を提供されていると感じさせることができ、訴求率も一気に上がります。
物理的な存在感
デジタル広告とは異なり、DMは物理的な形を持ち、受取人の手元に残ります。そのため、デザインや紙の質、さらには追加の小物を同封するなど、受取人に強い印象を与えるための創造的な工夫が可能です。また、手に取って実際に見ることができるため、印象に残りやすい点もメリットです。
計測しやすい成果
DMの効果測定において最も基本的な指標の一つがレスポンス率です。レスポンス率とは、送付したDMに対して受取手がどれだけが反応したかを示す割合です。例えば、クーポンコードやアンケート回答などをDMに含めることで、反応を定量的に測定することが可能です。どれだけのターゲットが興味を持ち、行動を起こしたかを把握できます。
ここまでDMのメリットをお伝えしてきましたが、一方で、デメリットとしてはDM発送にかかる印刷や郵送料等のコストが挙げられます。しかし、発送代行を依頼すれば、効率的に作業を進めることが可能です。また、発送コストを考慮した発送方法の選択も重要です。一例としてゆうメールの利用が考えられます。
※ゆうメールとは?
「ゆうメール」は日本郵便が提供するサービスで、文書やCD、DVDなど一定の条件を満たす郵送物を比較的安価に送ることができるため、ダイレクトメール発送時のコスト削減に効果的です。
送りたいDMの形状や内容、コストについてはプロに相談するのが最適と言えます。
DMの効果を最大化する為のポイント
ターゲティングの重要
DMの効果を最大化するためには、ターゲティングが極めて重要です。自社の商品やサービスに最も関心を持つ顧客層を明確にし、その情報を基にメッセージを作成することが求められます。適切なターゲット設定が行われれば、DMの開封率や反応率が大幅に向上するでしょう。
適切な効果測定の実施
反応率や成約率などのKPIを設定し、施策実行後にしっかりと解析することが必要です。このKPIには、DMの開封率、QRコードやURLクリック率などが含まれます。また、DM発送後のフォローアップも非常に重要です。受け取ったお客様の反応を確認し、必要に応じて追加の連絡を行うことで、顧客との関係を一層深めることが可能です。さらに、顧客からのフィードバックを積極的に収集し、それを基に次回以降のDM内容を改良することで、広告効果を継続的に向上させることができます。
まとめ
最後に、DM発送はデジタル時代においても非常に効果的なマーケティング手法です。物理的な手紙やパンフレットは、消費者に強い印象を与え、パーソナルなコミュニケーションを可能にします。デジタルとアナログの両方の手法を上手く組み合わせることで、更なる効果が期待できるでしょう。是非本記事を参考にして、DMの実施をご検討ください。
株式会社アテナでは、55年以上にわたるメーリングサービスの実績を活かし、DMの形状から郵便料金まで、幅広いご提案が可能です。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。