国旗の役割と重要性~国旗の意味を知ることは、世界を理解すること~

国旗の役割とその重要性~国旗の意味を知ることは、世界を理解すること~

現在、大阪・夢洲では、世界中の国々が一堂に会する「大阪・関西万博2025」が開催されています。会場のゲートには、色とりどりの国旗が風にたなびき、訪れる人々を迎えています。
普段はあまり見ることが無いかもしれませんが、国旗には、その国の歴史や文化、そして大切にしている価値観が反映されており、国旗の成り立ちや意味を知ることは、異なる国や人々への理解を深める第一歩でもあります。
本記事では国旗が果たす役割とその重要性についてご紹介します。


青空の下ではためく国旗の写真


目次[非表示]

  1. 1.国旗の役割とは?
  2. 2.国旗のデザインが意味するもの
  3. 3.国旗のデザイン規則とガイドライン
  4. 4.国際イベントにおける国旗
  5. 5.まとめ


国旗の役割とは?

国旗は国を象徴する重要なシンボルです。
国家の一体感や主権を示す役割を果たすだけでなく、国民のアイデンティティを表す要素でもあります。オリンピックなどの国際的なイベントで数多くの国旗の中から自国の国旗を見つけた時に感じる親しみや高揚感は、まさにこのアイデンティティからくる感情です。

国際社会においても、国旗は各国を表す際に欠かせない存在です。特に外交上の儀典や国際イベントにおいて、国旗は国と国、国民と国民との関係を円滑にするための重要なツールとなります。
国旗はその国の象徴であり、国旗に敬意を表することは国際社会における基本的なマナーです。重要な外交行事では、プロトコール(※)を遵守出来ていないと国際的な問題に発展しかねません。国旗の取り扱いや掲揚方法にも細かくルールが定められており、国旗の製作や掲揚には高い正確性が求められます
※プロトコール:国家間の公式な儀礼や手続き、外交上のルール


アテナの「ナショナルフラッグ事業」について


国旗のデザインが意味するもの

国旗のデザインは、シンプルでありながらも印象的なものが多く、1つ1つの色やデザインにはその国の様々な背景や歴史が反映されています

有名なアメリカ合衆国の「星条旗」には、独立当時の13の州を表す13本のストライプと、現在の50の州を表す50の星が描かれています。国家の成り立ちを反映した重要な象徴です。 

アメリカ国旗のデザインの意味を解説した図


​​​​​​​また、フランスのトリコロール(青、白、赤の縦縞)は、「自由・平等・友愛」の精神を表しています。この3つはフランス革命時にスローガンとして掲げられたもので、これらの色はフランス革命の象徴として、国民の価値観を強調する役割を果たしています。

フランス国旗のデザインの意味を解説した図

国旗は、時代や政治的な変遷に応じて変更されることがあります。例えば、先程ご紹介したアメリカの星条旗も州が増える度に星の数を増やしてきました。国旗の変遷を辿ることはその国が歩んできた歴史を理解する手助けとなります。


国旗のデザイン規則とガイドライン

国旗のデザインには国ごとにガイドラインが存在します。多くの国では、国旗の色が法律や公式文書で定められていますが、RGBやCMYKなどの具体的な色コードまで厳密に指定していない国も少なくありません。
例えば、日本の国旗に使われる赤色は 「紅色」と決められていますが、具体的な色コードは公式には定められていません。国旗の色指定が曖昧な理由の1つとして、使用する生地や染料によって色の発色や見え方が異なるため、全世界で完全に統一された色を再現するのが難しいことが挙げられます。


国際イベントにおける国旗

私たちが日常生活で国旗を目にする機会はあまり多くありませんが、オリンピックなどのスポーツイベントや国際会議、海外からの要人の来日に伴う行事など国際的なイベントでは国旗の掲揚が印象的です。
現在開催中の大阪・関西万博でも、国旗は訪れる人々に各国の文化や歴史、価値観を視覚的に伝える役割を果たしています。特にこのような世界規模のイベントでは、国旗が並ぶ光景そのものが来場者に国際理解や平和の大切さを強く印象づけています。

大阪・関西万博の会場で掲揚されている国旗の写真


まとめ

本記事では、国旗の役割やその重要性について解説しました。 国旗は、単なるデザインではなく、その国や国民の歴史・文化、価値観を象徴する重要なシンボルです。国旗についての知識を深めることは、私たちの視野を広げ、国際的な理解を促進する一歩となります。
特に大阪・関西万博のような国際イベントでは、国旗が果たす役割の大きさを改めて実感できます。色や形に込められた意味を知ることで、私たちは世界の多様性をより深く理解し、他国とのつながりを意識することが出来るでしょう。
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​​株式会社アテナでは、1970年の大阪万国博覧会以降50年以上にわたり、多数の公式行事において国旗の制作や演出を担当してきました。政府主導の国際会議もアテナの手掛けたフラッグやセレモニーが重要な役割を果たしています。
国旗保管庫では、国連加盟国および未承認国あわせ220カ国以上の各種国旗を常備しており、 万国旗のご提供からプロトコールに精通した国旗掲揚セッティング、撤去、回収までトータルサービスを行います。

当社が製作した国旗はアテナ本社にて実際にご覧いただくことが可能です。
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  ナショナルフラッグ | 株式会社アテナ 公的機関の承認を得た国旗の製作や、レンタル・掲揚作業まで、ナショナルフラッグに関する業務をサポートいたします。また、環境に配慮した生地をお選びいただくことも可能です。 株式会社アテナ
  2025年大阪・関西万博が開幕しました 4月13日に2025年大阪・関西万博のが開幕しました。会期中は、会場の東ゲートと西ゲートの2箇所にて当社製作の国旗が来場者の皆様をお迎えします。 株式会社アテナ



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