
DMの効果とは?2026年最新調査データで見る"読まれる広告"の実力
Web広告の費用対効果が頭打ちになっていませんか?
メルマガの開封率は下がり続け、SNSのアルゴリズムも頻繁に変わるなかで、「届けたい相手に、確実に情報が届かない」という悩みを抱えるマーケティング担当者は少なくありません。
そうした状況で改めて注目を集めているのが、ダイレクトメール(DM)です。
紙のDMは「手元に届く」という確実性を持ち、デジタル広告では得にくい到達力と読まれやすさを備えています。
本記事では、DMの効果がなぜ今再評価されているのかを、「DMメディア実態調査」による最新の数値データをもとに解説します。
閲読率や受け取り後の行動データなど、客観的な数値から「読まれる広告」としてのDMの実力を読み解いていきます。
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なぜ今、DMの効果が再評価されているのか
デジタル広告が主流となった現在、多くの企業がWeb広告やメールマーケティングに予算を投下しています。
しかしその一方で、情報の過多によって一つひとつのメッセージが埋もれやすくなり、「送っても届かない」「開かれない」という課題が表面化しています。

こうした背景から、物理的に手元へ届く紙のDMが、デジタルとは異なる価値を持つ広告メディアとして再び見直されています。実際に、一般社団法人日本メーリングサービス協会の「DMメディア実態調査2025」によると、一人あたりが1週間に受け取るDMの平均通数は5.5通で、前年の4.1通から増加に転じました。デジタルシフトが進むなかでもDMの活用が広がっていることがうかがえます。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より株式会社アテナ作成
DMが評価される理由は、単に「紙だから」ではありません。
ターゲットを絞って確実に届けられること、視覚や触覚に訴えられること、そして効果を測定しやすいことなど、広告メディアとしての複数の強みが組み合わさっている点にあります。
次章からは、その強みを具体的なデータで確認していきます。
データで見るDMの「読まれる力」
DMの効果を語るうえで、まず押さえておきたいのが「どれだけ読まれているか」という閲読率です。本人宛DMの閲読率は56.0%という結果が出ており、受け取ったDMの半数以上に目が通されているということです。
この閲読率は、受け手の属性によっても違いが見られます。性年代別に「読んだ」割合を見ると、女性40代が81.5%で全属性のトップ。次いで男性40代が68.1%、女性30代が67.8%となっており、消費に積極的な世代を中心に高く支持されていることがわかります。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より
株式会社アテナ作成
単に「届く」だけでなく、特定の世代に「しっかり読まれる」メディアである点は、ターゲットを絞った施策においてDMの大きな強みといえます。
さらに、意識調査でDMとEメール・メルマガの閲読状況を比較すると、その差は明確です。
「ほとんど開封して目を通す」と回答した割合は、DMが43.5%であるのに対し、Eメール・メルマガは27.5%にとどまります。一方でEメールは「タイトルを見て読むか決める」が36.5%と高く、件名で取捨選択されやすい傾向が見て取れます。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より株式会社アテナ作成
つまり、DMは「とりあえず手に取って中身を見てもらいやすい」メディアであり、メールのように開く前にスルーされてしまうリスクが相対的に低いといえます。
情報を確実に届けたいという目的において、DMの到達力は大きな強みになります。
DMは「読まれた後に動かす」広告メディア
DMの効果は「読まれること」だけでは終わりません。読んだ後に受け手がどう行動したかも、広告施策としては重要な指標です。
本人宛DMを受け取った後に何らかの行動を起こした割合(行動喚起率)は15.2%でした。その内訳を見ると、最も多いのが「内容についてインターネットで調べた」で7.2%となっています。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より株式会社アテナ作成
これは、紙のDMが受け手の興味を喚起し、その後の検索やWebサイト訪問といったデジタル上の行動につながっていることを示しています。DMは単独で完結する広告ではなく、オンラインの行動を生み出す「きっかけ」としても機能しているのです。
この特性は、後述するDMとデジタル施策の併用を考えるうえでも重要なポイントになります。
DMの効果を左右する3つの要素
同じDMでも、設計次第で効果は大きく変わります。「DMメディア実態調査2025」のデータから、効果を左右する3つの要素を整理します。
送り先との「関係性」と「内容」
DMの受け取られやすさは、差出人と受け手の関係性に大きく左右されます。調査では、取引関係のタイプ別に受取意向を比較しており、結果は次のとおりです。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より株式会社アテナ作成
すでに取引のある顧客に向けたDMの受取意向は74.5%と、取引のない相手(24.0%)の約3倍にのぼります。既存顧客や会員に対するDMは、それだけ受け入れられやすく、LTV向上やリピート促進の施策として高い効果が期待できます。
一方で、取引のない企業からのDMは受け取られにくい傾向がありますが、内容次第で開封・閲読につなげることは可能です。
意識調査では利用経験のない企業からのDMでも、クーポンや特売・キャンペーンの案内、試供品のプレゼントといった、受け手にとって直接的なメリット(オファー)が示されている場合は、開封・閲読されやすい傾向が示されています。
つまり、既存顧客には関係性を活かしたDMを、新規顧客には魅力的なオファーを軸にしたDMを——というように、送り先に応じて訴求内容を変えることが、効果を高めるポイントになります。
「パーソナライズ」の有無
一人ひとりに合わせた内容かどうかも、開封意向に影響します。意識調査では、一般的なDMと比べてパーソナライズされたDMを「開封・閲読してみたい」と答えた人の割合は52.5%でした。前年の44%から上昇しており、パーソナライズへの期待が高まっていることがわかります。
顧客データを活用し、購入履歴や興味関心に合わせて内容を最適化することで、DMの反応率はさらに引き上げられる可能性があります。

「情報量」と「形態」
DMは情報を詰め込めばよいわけではありません。
調査では、商品やサービスの案内について「はがきなどで要点をシンプルに説明」を好む人が41.0%で、「封書や冊子で丁寧に説明」(25.0%)を上回りました。セールやキャンペーンの案内ではこの傾向がさらに強く、シンプル志向が約50%に達します。
伝えたい内容や目的に応じて、形態と情報量を最適に設計することが、効果を高める鍵になります。
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DM×デジタルの併用で効果を最大化する
近年のDM活用で見逃せないのが、デジタル施策との連携です。
DMに印字された二次元コードなどからWebにアクセスできる「WEBアクセスDM」を受け取った経験がある人(「ある」+「たまにある」)は全体で76%にのぼり、受け取った後に実際にアクセスした経験も53%と、前年の44%から増加しました。
WEBアクセスの具体的な手段では、二次元コードが77.0%と圧倒的に多く、スマートフォンの普及により、紙のDMからWebへ移動する導線がすっかり定着していることがわかります。

※出典:一般社団法人日本メーリングサービス協会「DMメディア実態調査2025」資料より株式会社アテナ作成
DMの効果を引き出すための運用ポイント
ここまで見てきたデータを踏まえ、DMの効果を実務で引き出すためのポイントを整理します。
point | 01 |
ターゲットを絞り込む
受取意向の高い既存顧客・会員を起点に、属性や行動データでセグメントを設計します。関係性の濃いリストほど、開封率も反応率も高くなります。
point | 02 |
目的に合わせて形態と情報量を最適化する
「丁寧に伝えるべき内容」と「シンプルに要点を伝えるべき内容」を見極め、はがき・封書・圧着などの形態を使い分けます。
point | 03 |
デジタルへの導線を組み込む
二次元コードを掲載し、遷移先のLPやフォームまで設計します。紙とWebをつなぐことで、効果測定もしやすくなります。
point | 04 |
効果を測定し改善を回す
二次元コードのアクセス数や問い合わせ件数などを指標に、配信リストやクリエイティブを継続的に改善します。
一方で、これらを自社だけで実行するには、リスト管理・印刷・発送・効果測定といった幅広い業務をカバーする必要があり、人手やノウハウの面で負担が大きくなりがちです。発送業務の煩雑さやコスト管理に課題を感じる場合は、設計から発送までを一貫して任せられる外部パートナーの活用も選択肢になります。
まとめ|DMは設計次第で成果が変わる広告施策
最新の実態調査データから、DMの効果を改めて整理しました。
本人宛DMの閲読率は56.0%、開封して目を通す割合はEメールの27.5%に対しDMは43.5%と、DMは「読まれやすい」メディアであることが数値で示されています。
さらに、受け取り後の行動喚起率は15.2%で、その多くがインターネット検索につながっており、デジタルとの連携でさらに効果を高められる可能性があります。
ただし、DMは「送るだけ」で成果が出るものではありません。
送り先との関係性、パーソナライズ、情報量の最適化、そしてデジタルへの導線設計——これらを組み合わせて初めて、DMは「届く広告」から「動かす広告」へと進化します。
デジタル広告の反応に課題を感じている今だからこそ、DMの効果を改めて見直してみてはいかがでしょうか。

「Web広告の反応が鈍く、新しい施策を検討したい」
「DMの効果を高めたいが、設計や運用のノウハウがない」
「発送業務の負担やコストを抑えながらDMを活用したい」
などの課題がございましたら是非お気軽にご相談ください。
アテナでは、年間1.5億通のDMの発送実績をもとに、企画設計から印刷・発送・効果測定までワンストップで対応いたします。
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